学資保険は、子供の将来にかかる学費に備えられるものとは言え、毎月の保険料はそれなりにかかるため安い商品ではないですよね。

契約時には、払込に無理がない保険料で設定していても、家計状況が変われば払い続けるのが困難になることもあります。

この記事をご覧になられている方は、明治安田生命の学資保険「つみたて学資」の解約を検討されているのではないでしょうか?

解約をするための手続きや解約返戻金がいくらもらえるのかといった詳細が気になりますよね。

そこで、この記事では明治安田生命の学資保険の解約返戻金の金額や解約手続きについて詳しく解説します。

また、保険料の払込が難しくなった場合や一時的にお金が必要になったときに解約以外の方法で対処できることについてもご紹介します。

明治安田生命の学資保険「つみたて学資」の口コミや返戻率に関してはこちらの記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧下さい。

明治安田生命の学資保険、解約前にデメリットをチェック!解約返戻金が少ないことが最大のデメリット?

明治安田生命の学資保険を解約してしまう前に、まずはデメリットを確認しておきましょう。

解約は手軽にできると考えてしまいがちですが、実は大きな問題を抱えています。

やはり、最大のデメリットは解約返戻金が少ないことです。

解約することで、他にもどんな問題が生じるのかご紹介します。

そもそも学資保険は解約返戻金が全くないか少額

毎月保険料を払い込んでいる学資保険を、解約すれば払い込んだ保険料がほぼ全額返還してもらえるのではないかと期待してしまうものです。

月に1万円の保険を払込続ければかなりの金額になるので、解約すれば一度に多額のお金が手に入ると思いますよね。

実は、学資保険は解約しても解約返戻金は全くないか少額です。

そもそも学資保険は解約返戻金を元手に資産運用するものではありません。

明治安田生命に限らず他の保険会社の学資保険も解約返戻金が全くないかあっても少額が一般的です。

子供の学費に備えるために早い時期から加入していた学資保険は、満期まで継続することで高い返戻率の教育資金を受け取れます。

途中で解約してしまっては、明治安田生命のつみたて学資の魅力である最大109.0%という返戻率の恩恵を受けられません。

※返戻率の条件:契約者30歳男性、被保険者0歳、新年掛、10歳払込完了、21歳満期

解約返戻金の受け取りに対して課税されることも

自分が毎月払い込んが保険料をベースに計算された解約返戻金は、受け取りの際に課税対象となることがあります。

保険料払込総額より少ない解約返戻金が、課税対象になると税金の支払いで手元に残る金額がさらに減ってしまうのです。

全ての解約返戻金が課税対象になるのではありません。

税金の種類 所得税 贈与税
課税対象金額 「解約返戻金の金額ー保険料払込総額」が50万円以上 解約返戻金110万円以上
解約返戻金の受取人 保険料支払い者 保険料支払い者以外

解約返戻金は一時所得とみなされるため、受け取った金額や誰が受け取るのかが税金に影響します。

所得税がかかる基準の50万円以上は、解約返戻金の金額から払込済保険料の総額を引いた差額を指します。

その差額が50万円以上の場合は税金がかかります。

しかし、通常の学資保険の解約で50万円以上の差額が発生することはあまりないので、税金を支払う心配はないと言えます。

保険料支払い者と解約返戻金の受取人が異なる場合は、贈与税がかかるので注意が必要です。

保険契約者が妻、保険料支払い者が夫といったパターンの場合には、贈与税が発生する可能性があります。

税金を支払うことで、手元に残る金額は減ってしまうのは損をした気分になるものです。

年払いの場合は未経過分の保険料が返還されないことも

保険料の払込方法には、毎月保険料を支払う月払いや半年分や1年分をまとめて支払う方法があります。

まとめて支払うと、所定の割引を受けられるので、返戻率を上げには有効な方法の1つです。

しかし、解約となると、まとめて払い込んだ保険料は返還してもらえるのかは気になるポイントです。

平成22年4月1日に「保険法」という法律が制定されたため、この日以降に契約した学資保険では、未経過分の保険料は返還されます。

まとめて払った分が返還してもらえるのは、安心ですね。

明治安田生命では、契約応当日を基準に未経過分の保険料を返還しています。

<保険料返還の例>
保険料払込方法:新年掛
保険料期間:1/1~12/31

契約応当日 解約日 返還対象期間
1/1 5/25 6/1~12/31

解約をした翌月から保険料返還対象となっています。

ただ、学資保険の契約日が平成22年4月1日以前の場合は「保険法」適用外のため、返還されない可能性があります。

解約を検討した際は、担当者に問い合わせて確認してみましょう。

保険料払込免除特約など、万が一の時の保障がなくなる

学資保険の保険料払込期間中に、契約者が万が一の状況になった場合は、保険料の払込が免除される特約があります。

保険料払込免除特約とは、契約者が死亡したり所定の障害状態になったときに保険料が払込免除されしかも教育資金をそのまま受け取れる特約です。

万が一への備えがある明治安田生命のつみたて学資を解約してしまうと、この魅力ある保障がなくなってしまいます。

教育資金が支給される18歳以降は大学進学でお金がかかる時期です。

契約者に万が一のことが起こったとき、生活費はやり繰りして乗り越えられても大学進学のためのお金を用意するのはとても大変なことです。

どんな状況になっても教育にかかるお金をしっかり準備しておくためには、保険料払込免除特約のある学資保険の解約はおすすめできません

契約者のリスクに備えるためにも、学資保険はとても重要な役割があると言えますね。

解約後は学資保険の保険契約を復活が難しい

学資保険の継続が難しくなってきたときに、一度解約して家計状況が安定したら再加入をするという方法を検討することがあります。

実は、学資保険は解約後保険契約を復活するのがとても難しいのです。

明治安田生命のつみたて学資は年齢制限が厳しいため、再加入をしようと考えたときに年齢が理由で契約ができないことがあります。

また、被保険者が2歳を超えてしまうと払込期間が15歳しか選べません。

契約者の年齢 ~45歳 ~40歳
被保険者の年齢 0歳~2歳 3歳~6歳
保険料払込期間 10歳・15歳 15歳

子供の年齢によっては、契約者が40歳までしか加入ができないため、解約してしまうと年齢制限のために復活ができないリスクを抱えています。

また、復活ができても保険料払込期間が15歳しかないと10歳までに比べると、返戻率が下がり保険料払込総額から見たお得感がやや少なくなるのです。

再契約が難しい学資保険は、解約してしまうととてもデメリットが大きいですね。

明治安田生命の学資保険を途中解約した際の「解約返戻金(解約払戻金)」について解説!

明治安田生命の学資保険を解約した際、どれくらいの解約返戻金がもらえるのか具体的な金額を知りたいですよね。

ここでは、解約返戻金の金額や受け取りまでにかかる日数について解説します。

そもそも解約返戻金とは?

解約返戻金は、保険を解約すると必ずもらえるものだと思っていないでしょうか?

そもそも解約返戻金とは、公益財団法人生命保険文化センターによると、「保険契約が解約、あるいは告知義務違反などにより解除された場合、保険契約者に払い戻す金額。生命保険会社によっては、解約払戻金などともいう。」とあります。

保険には3つのタイプがあります。

保険のタイプ 概要
低解約返戻金型
  • 保険料払込が完了するまでの解約返戻金は少額
  • 払込完了後は解約返戻金が大幅に増額
  • 保険料払込完了後の返戻金は保険料払込総額より増額が期待できる
従来型
  • 保険料払込期間と共に解約返戻金も増額
  • 払込完了後は解約返戻金がゆるやかに増額
  • 保険料払込完了後の返戻金は保険料払込総額とほぼ同額
無解約返戻金型
  • 解約返戻金はなしかあってもごくわずか
  • 定期保険や医療保険に多いタイプ
  • 保険料が割安

どのタイプでも解約返戻金は保険料の払込総額より少ない金額しか受け取れないことがほとんどです。

解約返戻金はいくらもらえるか計算できる?

今解約すると、どれくらいの解約返戻金がもらえるのかが最も知りたい情報ですよね。

契約時に担当者から受け取った設計書に、契約年数とそれに対応した解約返戻金の試算が掲載されています。

この方法が一番手軽に金額を確認できる方法です。

また、解約返戻金の金額は契約者専用WEBページである「MYほけんページ」の契約内容照会でも確認ができます。

MYほけんページなら最新の情報で確認ができますね。

他にも、明治安田生命からのお知らせの契約明細でも確認が可能です。

しかし、正確な値を計算は難しいので、担当者やコミュニケーションセンターに問い合わせことをおすすめします。

解約時の返戻率が明確であれば、計算ができるので解約か継続かの判断の目安にもなります。

ただ残念ながら、解約返戻金の正確な金額は計算して出せません。

契約時の年齢や基準保険金額などさまざまな条件が影響してくるので、解約返戻金は個人が計算するのはとても難しいのです。

解約返戻金はいつ振り込まれ受け取れる?振り込み日数は?

解約返戻金は解約の手続きが完了後受け取れますが、即日ではありません。

明治安田生命では手続き完了後、3営業日後に金融機関の口座に入金があります。

万が一、解約手続きの書類に記入漏れがあったり必要書類が添付されていなかったりといった、不備がある場合は手続きに時間がかかってしまいます。

特に問題がなくスムーズに手続きが進んだ場合が3営業日後の入金です。

また、3日後ではないため会社の休業日を除いた日数であることも注意が必要です。

解約返戻金を目的として利用する考えがある場合は、余裕を持った日程で手続きをすすめましょう。

即日入金があると思って計画をしていては、予定通りに進められなくなってしまいます。

解約返戻金の支払い証明書も送付に時間がかかり、手続き完了後1~2週間後に届きます。

明治安田生命の学資保険を解約したいと思ったら検討すべき4つの方法

一時的にお金が必要になると、解約返戻金を目当てに解約を考えてしまうものです。

また、保険料の払込が厳しくなったときも解約しか手段がないと思い込んでしまいます。

しかし、解約をする前に検討すべき方法が4つあることを知っておきましょう。

ここでは、解約前に検討することについてご紹介します。

自動振替貸付制度を利用する

保険料を明治安田生命が定める期間までに払い込めなかった場合は、解約返戻金を上限に自動でお金を借りれる制度があります。

自動振替貸付制度は、保険料の払込が困難になっても契約を継続させるための方法の一つです。

支払猶予期間を過ぎた後に未払いの保険料を貸し付けてもらえます。

支払猶予期間を過ぎた後に発生する自動振替貸付の金額は保険料の払込方法によって異なります。

保険料払込方法 年掛・新半年掛 月掛
支払猶予期間 払込期月の翌月 1 日から翌々月の契約応当日まで 払込期月の翌月 1 日から末日まで
貸付保険料金額 払い込むべき保険料  6 カ月分の保険料
貸付金額上限 解約返戻金まで
利息 年2.15%
返済方法 全額返済・一部返済

返済期限は特に設けられていませんが、長期間借りたままでいると、利息がどんどん加算されるので注意しましょう。

解約返戻金の範囲で借り入れができなくなってしまうと、せっかくの学資保険が失効してしまいます。

失効した学資保険は復活できません。

自動振替貸付制度を利用した際は、計画的に返済するようにしてくださいね。

減額(一部解約)を行う

保険料を今の金額のまま払い続けるのは困難でも、少し金額が減れば継続が可能な場合は減額を検討してみましょう。

減額は基準保険金額を減らすことで、毎月の保険料を抑える方法です。

基準保険金額を減らした分は解約とみなされるため、一部解約とも言います。

減額した際に、解約返戻金が受け取れることもあります。

しかし、減額にはデメリットもあるので、注意しましょう。

  • 一度減額をすると、元の金額には戻せない
  • 最低基準保険金額が決められている
  • 現状より保険料が割高になる場合がある

明治安田生命が定める最低基準保険金額より低い金額に変更はできません。

今の契約が変更可能かどうかは、一度担当者やコミュニケーションセンターに問い合わせてみましょう。

また、保険料が割高になる理由として明治安田生命では基準保険金額が70万円以上の場合、高額割引を適用しているからです。

減額後の基準保険金額が70万円未満になると割引対象外となるため、返戻率が下がってしまいます。

デメリットがありますが、毎月の保険料が下がると家計の負担が軽くなるので契約を続けやすくなりますね。

契約者貸付制度を利用する

一時的に資金が必要な場合は、契約者の申し込みで明治安田生命からお金を借りることができます。

契約者貸付制度は、解約返戻金の金額を基準にお金が借りられる制度です。

貸付金額 1000円以上~解約返戻金の90%まで
利息 年2.15%
返済方法 全額返済・一部返済

借り入れた金額には明治安田生命が定めた利息が加算されます。

利息は金融情勢などで変更されることが多いので、担当者やホームページを見て確認しましょう。

教育資金や満期保険金支払いまでに、借り入れたお金の返済がない場合は、差し引かれた金額の受け取りとなってしまいます。

また、利息が加算されてしまうので、早めに返済するようにしましょう。

利用の際には「請求書」が必要ですが、必要書類は明治安田生命の担当者またはコミュニケーションセンターに連絡をするともらえます。

解約をしなくても、一時的にお金が借りられる制度があるのは助かりますね。

解約手続きに必要な書類を解説!電話で解約?担当者に相談?

保険料の払込が厳しくなったり一時的に資金が必要になったときに、明治安田生命が提供する制度の利用を検討しても、やはり解約の道を選ぶこともあります。

解約手続きが気軽にできる方法があれば知りたいですよね。

ここでは、解約手続きの流れやに必要な書類について詳しく解説します。

解約手続きの流れ

明治安田生命には保険契約者専用のWEBページがあるため、契約内容の確認や様々な手続きがインターネットから簡単にできます。

しかし解約の手続きは、まずは担当者、又はコミュニケーションセンターに電話連絡が必要です。

コミュニケーションセンターは対応可能な時間が決まっていますが、担当者に直接連絡するよりは気持ちが楽ですよね。

受付時間
  • 月曜~金曜:9:00~18:00
  • 土曜:9:00~17:00
休業日
  • 日曜
  • 祝日
  • 年末年始
混雑時間帯
  • 11時~14時
  • 月曜日や祝日明け

コミュニケーションセンターに電話をすると、音声案内が流れるので対応する番号をプッシュします。

音声案内の途中でも番号を押すのは可能です。

解約手続きは「3」を押してください。

電話連絡後、書類を提出すれば解約手続きが完了です。

解約に必要な書類

解約に必要な書類は、「請求書」です。

担当者やコミュニケーションセンターに解約の電話をすると、担当者が書類を持参します。

請求書は明治安田生命が用意しますが、契約者が準備しておく書類があります。

コミュニケーションセンターに解約の電話をする際には「保険証券」を用意しておきましょう。

手元に保険証券を用意してから電話をすると、証券番号を伝えられるので確認がスムーズにできます。

また解約には、本人確認証の写しが要るので、免許証や保険証をコピーしておきましょう。

他にも必要書類を準備する場合があるので、担当者やコミュニケーションセンターに解約の連絡をした際に確認してくださいね。

書類の提出が終われば、1~2週間で支払い証明書が届きます。

解約すると担当者にペナルティが課せられるのは本当?

学資保険を解約しようとすると、担当者が引き引き留めるので心理的にとても負担に感じますよね。

多くの保険会社では、解約が発生すると担当者にペナルティが課されてしまう場合があります。

ペナルティの目安となるのが、契約期間です。

契約から2年以内の解約は営業をきちんとしていなかったために発生したとみなされ、担当者に大きなペナルティが発生してしまうのです。

担当者が保険契約を得ることで手当として反映されている分が、解約により給料の減額に直結してしまいます。

そのため、学資保険を解約を申し出ると、引き留めようとします。

ただ、担当者が引き留める理由は一概にペナルティだけとは言えないことを知っておきましょう。

明治安田生命の学資保険は返戻率が高く、貯蓄目的として魅力のある内容です。

しかし、短期間で解約してしまうと解約返戻金はほぼなく、払い込んだ保険料が無駄になってしまいます。

解約は、担当者だけでなく契約者にもデメリットがある選択であるため、継続できる方法を勧めるのです。

まとめ:明治安田生命の学資保険は解約する方がデメリットが大きい!解約はよく検討してから手続きしよう

今回は、明治安田生命の学資保険の解約についてご紹介してきました。
以下のこの記事のポイントをまとめました。
  • 解約返戻金はほとんどもらえないため、学資保険の解約はデメリットが多い
  • 解約しないで済む方法をまずは検討する
  • 解約の手続きは電話をする
保険料を払い込みが厳しくなったり一時的に資金が必要になったりしたときに、明治安田生命の学資保険を解約するのはおすすめできません。
解約しても、解約返戻金があまりもらえず元本割れを引き起こしてしまいます。
学資保険の解約を考えている方は、まずは継続するために利用できる制度を検討しましょう。
高い返戻率が魅力のつみたて学資を満期まで継続できる方法を探してくださいね。