学資保険は、毎月保険料を払い込むことで満期時には多額の学資金がもらえるため、子供の進学準備には最適です。
大学進学となると、たくさんの学資を準備しなくてはいけないですよね。
ソニー生命の学資保険は105.0%を超える返戻率になり、払い込んだ以上の学資金を受け取れます。
このように高い返戻率が魅力ですが、実は過去にソニー生命の学資保険が販売停止になったことがあるのです。
今後も販売停止や返戻率の低下などが発生する可能性は、ゼロではありません。
この記事をご覧になっている方は、ソニー生命の学資保険を契約し続けていて大丈夫なのか不安に思っているのではないでしょうか?
また、ソニー生命の学資保険に新規契約を検討している方も加入をためらってしまうものです。
そこで、この記事はソニー生命の学資保険が販売停止になった理由や時期について詳しく解説します。
マイナス金利との関係も解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
ソニー生命の学資保険加入者の口コミや返戻率に関する詳細は以下の記事で解説しています。
ソニー生命の学資保険の返戻率シミュレーション!口コミ/評判/デメリットも紹介
内容をまとめると
- 高返戻率で評判のソニー生命の学資保険は「マイナス金利政策」の影響で販売停止になった過去がある
- 2013年から開始の「マイナス金利政策」により、標準利率・予定利率が低下、それに伴い返戻率も低下した
- 現在ソニー生命の学資保険は販売再開しており、約105%という高い返戻率を維持している
- 今後マイナス金利政策が続いても、既に契約済みの学資保険の保険料・返戻率には影響がないので心配はいらない
- これから学資保険の加入を検討している人は保険のプロに無料相談してみるのがおすすめ
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ソニー生命の学資保険が販売停止になった1番の理由は「マイナス金利政策」
ソニー生命の学資保険が販売停止になった大きな原因は「マイナス金利政策」です。
テレビや新聞などで耳にしたことのある言葉ですが、なぜその政策が保険の販売停止に繋がるのでしょうか?
まずは、マイナス金利政策と学資保険の関連について詳しく解説します。
そもそもマイナス金利とは?
日本銀行は、国民に消費を促すために2013年から開始した大規模な金融緩和政策を始めました。
マイナス金利政策とは、その金融緩和の一環として2016年に始まった政策の一つです。
通常、銀行にお金を預けると預金に対してわずかですが利息が付きますよね。
民間の銀行は日銀に預けているのですが、そのお金の一部に対しても利息が今までは付与されていました。
しかし、マイナス金利政策では今まで利息の付与対象だったお金から、利子分を支払わなくてはいけないことになったのです。
これではただ預けているだけでは預金が減ってしまいますよね。
そこで、個人や企業に貸し出して市場に出回るお金が増えれば、日銀に預ける金額も減らせます。
また、市場にたくさんお金が出回れば経済が活性化するので、不景気から脱却できると日銀は考えました。
長期間続いた不景気から抜け出すために、ただ金利を下げるだけでなくマイナスにするという思い切った政策に乗り出したと言えますね。
なぜマイナス金利で学資保険が影響を受けたのか?
不景気から脱却する目的のマイナス金利政策がなぜ学資保険にまで影響するのでしょうか?
保険会社は契約者から払い込まれた保険料を運用して利益を出すことで、学資保険の高い返戻率をキープしています。
この利益のおかげで、払い込んだ保険料以上の学資金の支払いが可能になります。
実は、貯蓄を目的とした保険にとって、マイナス金利政策は大きなダメージになるのです。
標準利率と予定利率
保険会社が保険料を決めるときには、まだ運用前なので収益が手元にない状態です。
儲けが出る金額の予測を立て、それに基づき保険料を決定します。
利益の予測で計算された利率を予定利率といい、契約者に約束する運用の利回りのことです。
予定利率は金融庁が定めた標準利率に左右されます。
標準利率は金融庁が保険会社に対して設定している数値で、国債の利回りをベースに決定している値です。
標準利率が上がれば予定利率も連動して上がり、保険料も低く設定されます。
マイナス金利政策が実施されると、お金を運用しにくくなり利益があまり出せなくなると、保険会社は判断しました。
予定利率とマイナス金利政策
予定利率が高ければ、契約者に約束する運用利回りもアップするので、安い保険料で高い返戻率を生み出しています。
運用利回りが高ければ、満期時のもらえる学資金が増えます。
しかし、マイナス金利政策が実施されると、標準利率も下がりそれに伴い予定利率も下がりました。
予定利率が下がると、集めた保険料の運用利回りも下がるため、返戻率も連動します。
特に、貯蓄を目的とした学資保険は、保険料が増えたり運用が追い付かないため販売停止になったりしました。
保険料や返戻率のシュミレーションをしてから日数が経っていると、試算内容が現状と異なっている可能性がとても高いです。
ソニー生命の学資保険の加入を検討されている方は、再度シュミレーションや問い合わせをして確認することをおすすめします。
ソニー生命の学資保険が販売停止になった時期
マイナス金利政策の影響を受けて、過去にはソニー生命の学資保険は返戻率が維持できなくなり販売停止になりました。
ソニー生命の学資保険ではⅠ型・Ⅱ型・Ⅲ型と3つのタイプがあり、どのタイプも全て販売停止になった時期があります。
Ⅰ型 | Ⅱ型 | Ⅲ型 | |
販売停止時期 | 2014年11月 | 2015年05月 | |
販売再開時期 | 2016年01月 |
この表から、2015年5月から2016年1月までの期間は学資保険は全て販売停止をしていました。
また、2016年1月の販売再開後の2017年11月に利率変更があり返戻率が大幅に下がりました。
他にも、保険料払込期間が選べなくなったプランもあり、販売停止前に比べ内容がやや劣るものへと変更したのです。
しかし、返戻率が以前より下がったとはいえ、ソニー生命の学資保険には105.0%を超えるプランがあります。
保険料払込期間や月々の保険料など、無理のない契約を選んで、子供の進学に備えてくださいね。
ソニー生命の学資保険に現在加入している場合、返戻率の低下や値上がりは起こる?
数多くある学資保険の中からソニー生命を選択した理由の一つに、高い返戻率が挙げられます。
返戻率が105%を超えるのは、お得感があり学資を備えるにはとても魅力がある保険です。
しかし、保険料や返戻率は経済状況に影響を受けやすく、マイナス金利政策が続いていると利回りがどんどん下がっていきます。
そのため、現在加入している保険に影響があるのではないかと思いがちです。
加入している学資保険に返戻率の低下や値上がりが生じるのかについて詳しく解説します。
実は、返戻率や保険料の変化に影響を受けるのは新規契約のみです。
すでに契約済みの学資保険は、契約時の返戻率と保険料が満期まで維持されます。
契約内容の利回りから変更はないので、元本割れを起こす心配は不要だと言えますね。
現状の返戻率や保険料のままなので、あわてて解約を考えたり他社への乗り換えを検討する必要はありません。
満期まで契約を続けて、払い込んだ保険料以上の学資金を受け取りましょう。
ソニー生命の学資保険の今後。今後も販売停止や返戻率低下のリスクはある?
過去には学資保険の販売停止があったソニー生命の今後についても解説します。
今後も販売停止や返戻率低下のリスクがあるのかといった点が不安に思うものですよね。
2019年12月にソニー生命の学資保険の返戻率について発表がありました。
それは、2020年1月の新規契約から返戻率が下がるという内容です。
学資保険の利率が変更されるのは2017年11月以来の約2年ぶりの出来事だと報じられています。
107.2%の返戻率が105.5%へと下がります。
毎月の保険料が248円アップの15,788円です。
金額すると数百円の違いですが、その払込期間が何年も続けば大きな差になります。
<契約条件>
契約者:30歳男性
被保険者:0歳
払込期間:10歳
保険期間:22歳
払込方法:月払い
学資金受取総額:200万円
返戻率 | 107.2% | 105.5% |
払込総保険料金額 | 1,864,800円 | 1,894,560円 |
この表から返戻率が2%変わると、払込保険料の総額が3万円ほど違ってくるのがわかりますね。
ただ今回返戻率が下がったとはいえ、値が100%を超えているため払いこんだ保険料以上の学資金を受け取れます。
今のところ、元本割れはしないですね。
しかし、今後もマイナス金利政策が続けば販売停止のリスクもゼロではありません。
ソニー生命の学資保険に加入するなら、早めに契約をしましょう。
まとめ:ソニー生命の学資保険はマイナス金利で販売停止になったものの、依然として高い返戻率を維持
- マイナス金利で2016年や2017年に多くの学資保険が販売停止となった。ソニー生命も例外ではない
- マイナス金利で利回りが悪化し、貯蓄性のある学資保険は大きな打撃を受けた
- 返戻率の低下や保険料の値上がり、販売停止が起こったとしても現在加入している学資保険への影響はない
2020年1月の新規契約から返戻率が下がるという発表がありました。
今後も返戻率が下がる可能性はあるので、契約を考えている人は早めに加入してくださいね。
ソニー生命の学資保険の高い返戻率は、とても魅力のある保険です。
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