学資保険は必要ない?学資保険不要論や、学資保険が必要な人と不要な人、メリット・デメリットも比較!

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学資保険は必要ない?学資保険のメリット・デメリットを比較して、不要な人と必要な人の特徴を紹介

お子さんがいらっしゃるご家庭では、学資保険の必要性を重視しておられる方も多いですよね。

まだ学資保険に入ってない方でも、どこがいいか検討されている方もいらっしゃるでしょう。

確かに学資保険は入った方がいいと思われがちですが、実は入らない方がいい、または不要な方もいらっしゃいます。

そこで、この記事では、学資保険は必要か、また入るべきか悩んでいる方に、

  • 学資保険のメリットとデメリット
  • 学資保険が必要な人と不要な人
  • 学資保険以外に教育費を準備する方法

について、詳しく解説していきます。

教育費は、住宅費用、老後の生活費要と並んで人生の三大出費のひとつといわれるほど、我々の生活にとって大きな出費となります。

大切なお子さんの教育費を効率的に準備するために、是非最後までお読みいただければと思います。

 

 

内容をまとめると

  1. 学資保険は不要かどうかはメリットデメリットから考えることができる
  2. 学資保険のメリットは「着実に教育資金を貯められる」「万が一の時の保障がある」「生命保険料控除がある」こと。
  3. 学資保険のデメリットは「返戻率が100%をきるものがある」「インフレリスクがある」こと
  4. 学資保険が必要な人は「こつこつ貯金するのが苦手」「何らかの保障が欲しい」人
  5. 学資保険が不必要な人は「既に子どもの教育費が確保できている」「計画的に教育費を貯蓄する自信がある」又は「収入が安定しない」人
  6. 学資保険の加入を検討している人・学資保険が必要か知りたい人は保険のプロに無料相談してみるのがおすすめ
  7. 今ならスマホ1つで無料オンライン相談できるので、この機会に保険の悩みを解決しましょう!

学資保険不要論が出てきた背景、学資保険のデメリットは?

学資保険にもメリットとデメリットがあります。

ますは、それらをしっかり理解することから始めてみましょう。

学資保険のデメリット

最初に、学資保険不要論ともいえる学資保険のデメリットについてご説明します。

そもそも学資保険とは、月々一定の保険料を積み立てて満期になったときに、満期返戻金として積み立てた保険料よりも多くの金額をもらうというものですよね。

しかし、最近ではマイナス金利などの影響で、この返戻率が低く設定されているものが多いのです。

特に、医療保障などがセットされているものに関しては、100%を下回るものもあるようです。

さらに注意しなくてはいけないのは、学資保険は満期まで積み立てれば100%以上の返戻金がもらえる仕組みですが、途中で解約してしまうと、支払った保険料よりも少ない金額しか戻って来ず、元本割れが起こることになります。

また、満期返戻金ということは、途中で自由に引き出すこともできません。

毎月こつこつと地道に積み立てていても、満期までは引き出すことができず、やっと満期になって返戻金をもらえても少ない返戻率や、最悪の場合元本割れしてしまうと、何のために積み立てていたのかわかりません。

また、学資保険は返戻率の金利が固定されているので、インフレになった場合にも損をするリスクがあるのです。

つまり、世の中はインフレで物価が上がっているのに、学資保険の金利がそれに追いついていない場合、実質損をしてしまうことになります。

さらに、万が一保険会社が倒産した場合には(一応の保障はありますが)、支払われる保険金は100%ではないのです。

このように、学資保険にはいくつかのデメリットがあることを理解しておく必要があります。

学資保険のメリット

次に、メリットについて見ていきましょう。

最初のメリットとして挙げられるのは、毎月保険料が自動的に引き落とされるため、着実に教育資金を貯めていくことができるということです。

そもそも貯金は、余ったお金を貯めていこうとしてできるものではなく、最初からそのお金はないものとして貯金し、残りのお金で生活するようにしなければ貯金できないと言われています。

その点、保険であれば毎月口座から自動的に保険料が引き落とされていくので、確実に貯蓄することができますよね。

2つ目のメリットとしては、契約者に万が一のことがあった時の保障があるということです。

学資保険は貯蓄だけでなく保険の機能もあり、契約者である保護者の方に万が一のことがあった場合、その後の保険料の支払が免除されるなどの特約があるものが多いのです。

この特約をつけていれば、仮に保護者の方が死亡や高度障害となった場合でも、以降の払い込みは免除され、かつ、予定通りの満期金が支払われます。

万が一のことなどは考えたくないですが、仮にそうなった場合、この機能があるのとないのとでは大きな違いですよね。

3つ目のメリットは、生命保険料の控除の対象になるということです。

これによって、所得税住民税が安くなる場合があります。

ただし、他の終身保険などで控除額がいっぱいになっている場合は対象にはなりませんので、注意が必要です。

学資保険が不要な人はどんな人?

上で、学資保険のデメリットとメリットについてご説明しましたが、それに関連して学資保険が必要な人、不要な人についても考えてみたいと思います。

まず、学資保険をおすすめしない、不要な人から見ていきましょう。

すでに子供の教育費に使える貯蓄が十分にある人

そもそも学資保険に入る目的は、子供の教育資金を貯めることですよね。

そうであれば、既に子供の教育費を持っていれば学資保険に加入する理由はないということになります。

既に教育費を貯蓄できている方であれば、学資保険のメリットである「確実に貯蓄する」必要もありませんし、「契約者に万が一のことがあった場合の保障」も、生命保険など他の保険で対応すれば事足ります。

また、「生命保険の控除の対象」にいたっては、十分な貯蓄がある方にとってはそれほど気にするメリットでもないでしょう。

このように、十分な貯蓄がある方にとっては、学資保険のメリットはメリットでも何でもありません。

既に十分な貯蓄がある方にとっては、学資保険は無駄であるということがいえます。

貯蓄が得意で計画的に貯金を増やせる人

上で、既に十分な貯蓄がある方は学資保険は不要であると述べましたが、まだ貯蓄をしていない方でも、ご自身の力で計画的に貯蓄していく自信のある方であれば、学資保険はいらないといえるでしょう。

学資保険の保険料が口座から自動的に引き落とされることで、確実にお金が積立てていけることが学資保険のメリットであると前述しました。

しかし、口座から引き落とされなくてもご自身できちんと貯金できる方であれば、学資保険に加入して貯金する必要はありませんよね。

それができる方はかなり意思の強い方だと思われますし、そのような方であれば学資保険よりも金利の高い貯蓄方法を探して、もっと効率良くお金を貯めていくこともできるでしょう。

デメリットのところでご説明したように、学資保険は満期返戻金が100%を下回るリスクもあるため、自力で貯蓄できる方であれば、そのようなリスクを取る必要は全くなく、効率よく確実に貯金していくことができるでしょう。

自分で積極的に資産運用したい人

自分で着実に貯蓄できる方もそうですが、貯めたお金をご自身で資産として運用したい方にとっても、学資保険は不要でしょう。

というのも、デメリットのところで述べたように、最近では学資保険の金利は低いものが多く、最近ではそのほとんどが100~105%程度だそうです。

保険料を一括払いすれば返戻率は若干高くなるようですが、ある程度まとまったお金がある方でなら、返戻率の低い学資保険の保険料として一括払いするよりも、そのお金を自分で運用したいと思うのは自然でしょう。

株式FX投資信託不動産などに投資して、より効果的に資産運用していくことも可能ですよね。

また一括払いでなく積み立てていく場合でも、後で詳しく解説していきますが、つみたてNISAやジュニアNISAで自分の好きな商品を運用していく方が効率的と考えられます。

これらの資産運用であれば、ご自身の判断で途中で売ったり買ったりも可能なので、学資保険と比較してより柔軟に運用することができます。

もちろん、これらの資産運用にはリスクもつきものですので、それも十分理解した上で、自分で積極的に資産運用したい方にとっては、学資保険で積み立てていくよりも有効な運用といえるでしょう。

収入が安定せず、長期的に保険料を支払えない人

これまでご紹介したのは、既に貯蓄が十分にある方、自力で貯蓄できる方、自由に資産運用したい方など、ポジティブな状況の場合をご紹介してきましたが、最後にご紹介するのは、これまでと異なり少しネガティブな状況の場合です。

それは、収入が安定しづらいために、長期的・定期的に保険料を払っていくのがむずかしい方の場合です。

学資保険は保険料を毎月定期的に支払っていることが基本ですので、それができない場合、せっかく加入したのに途中で解約することになってしまった、などという可能性があります。

その場合、デメリットのところで述べたように途中解約したことにより、支払った保険料よりも少ない金額しか戻ってこないことになってしまいます。

せっかく毎月こつこつと支払ってきたのに、結局損をしてしまっては意味ないですよね。

入ってくる収入が安定しない方にとっては、学資保険で積み立てていく方法はおすすめできません。

このような場合、毎月定額を積み立てていくスタイルよりも、臨時収入があった場合に強制的に貯金するというようなやり方の方がよいかもしれませんね。

学資保険を途中で解約するとどんな損があるか詳しく知りたい人は、以下のページを読んでみてください!

学資保険は途中解約すると損?解約返戻金はわずか?学資保険の解約手続きの前に注意すべきことを紹介

学資保険が必要な人はどんな人?

次に、学資保険が向いている方について考えてみましょう。

どんな方が学資保険に向いているか、以下で具体的にみていきます。

貯蓄が苦手な人

自分でこつこつと貯蓄していくのが苦手な方に、学資保険は向いています。

例えば、余分なお金があるとついつい使ってしまいたくなる人などは、なかなか貯金できないものですよね。

しかし、これまで何度か述べてきたように、学資保険の保険料が口座から自動的に引き落とされれば、自分の意思とは関係なく確実に積み立てていくことができます。

手元には必要な現金のみを持っておくようにして、それ以外のお金は口座に入れたままにしておくようにすれば、このような方でも比較的無理なく貯蓄していけるのではないでしょうか。

また、人間の心理として、毎月口座から一定の金額が引き落とされることがわかっていれば、その分の残高を残しておかなければないという意識が働くようです。

もし、残高不足となって途中解約せざるを得なくなった場合は、元本割れという現実が待っていますので、それだけは避けたいという思いから、保険料だけは口座に残しておくような意識も働くのではないでしょうか。

ここまで極端でないにしても、自力で貯金するのが苦手な方には、学資保険で積み立てていく方法が得策であるといえます。

保障も欲しい人

一般的に学資保険は、契約者である保護者の方に万一のことがあった場合、以降の保険料の支払が免除され、保険金は満額受け取れるという保障が含まれているものがあります。

また、その他にも特約として、子供が病気やケガで入院した時の医療保障があったり、保険者が死亡した場合、満期まで被保険者に給付金が支払われる保障があったりするものもあります。

学資保険のような貯蓄型の保険とは別に、医療保険に加入することになると、それだけ保険料も増えて家計にも影響しますよね。

貯蓄機能だけでなく、これらのような保障も欲しい方にとっては、学資保険ひとつで複数の機能を満たすことができるので、学資保険に加入しておけば安心感があるでしょう。

ただし、これらの保障をつけるとなると、本来貯蓄機能の高い学資保険の満期返戻率は100%を下回ってしまいます。

これらの保障機能の保険料は掛け捨てとなるため、つければつけるほど損をしてしまうことになりかねないので、その点には十分な注意が必要です。

リスクを取りたくない人

また、積み立てた合計金額より受け取るお金が少なくなってしまうなどのリスクを取りたくない方にも、学資保険が向いています。

以前よりも満期の返戻率が下がったとはいえ、余計な特約などをつけずに満期までこつこつと積み立ててさえいれば、ほとんどの学資保険では返戻金が100%を下回ることはありません。

もちろん、株式投資や不動産投資などの他の資産運用ほどのリターンは見込めませんが、その分リスクも少ないのが学資保険なのです。

ローリスク・ローリターンの運用方法ということですね。

このように、確実性と安全性を重視する方には学資保険で積立てていくことが向いているでしょう。

ただし、デメリットのところでご説明したように、インフレリスクがあることや、途中解約した場合の元本割れ、保険会社の破綻などのリスクの可能性もあることに注意が必要です。

学資保険がローリスクだといっても、100%安全な運用ではないということですね。

参考:学資保険以外でも子供の教育費を準備できる

次にご参考までに、お子さんの教育費用を準備する手立てとして、学資保険以外の方法を考えてみましょう。

以下で具体的な方法をそれぞれご説明していきますね。

つみたてNISAやジュニアNISAなどの投資信託

ジュニアNISA・つみたてNISAは、本来課税される運用益が非課税となり、最近人気のある資産形成の制度です。

ジュニアNISAは日本に居住する0歳から19歳までの未成年者が利用でき、年間80万円までで最長5年間、合計400万円の投資枠があり、実際の運用・管理は、親などの親権者が行います。

18歳になるまで口座からの引き出しはできません。

一方、積立NISAは対象年齢が20歳以上、非課税の投資額が年間40万円で20年間、総額800万円となります。

ジュニアNISAと違って、いつでも資産を引き出せます。

これらと学資保険との違いは、何と言っても自分で好きな金融商品を選んで運用できる点で、その分、学資保険よりはハイリスクとなりますが、見込めるリターンも大きくなる可能性があります。

また、税制面に関しても、学資保険は生命保険料控除の対象となる点がメリットなのに対して、NISAの場合は運用益が非課税になるため、この点も自分で資産運用する自信のある方にとっては大きな魅力となります。

低解約返戻金型終身保険

低解約返戻金型終身保険とは、保障が一生続く終身型の死亡保険で、途中解約した場合に払い戻される解約返戻金が少ない抑えられている保険のことです。

主な特徴としては、一般的な終身保険よりも保険料が安く抑えられていることで、これは、保険払い込み期間中に途中解約した場合の解約返戻金が低く抑えられている仕組みによるものです。

保険料払い込み期間が終了した後に解約すれば、高い返戻率が期待できます。

保険料支払後に解約して、返戻金をもらうという点では学資保険とほぼ同じですが、学資保険と比較して、保険金の受け取り方の自由度が高いというメリットがあります。

学資保険は、決められた年齢や満期などのようにあらかじめ受け取り時期が設定されていますが、低解約返戻金型終身保険の場合、保険料払い込みの期間を過ぎれば解約できますし、全額解約せずに、部分的に解約するなど、状況に応じて解約することもできるのです。

外貨建て保険

外貨建て保険も、学資保険の代わりになる方法のひとつです。

外貨建て保険とは、支払う保険料は円建ての場合と外貨建ての場合がありますが、保険金が外貨で運用される保険のことを言います。

この外貨で運用される仕組みにより、円の相場が変わることによって、運用益が発生しもらえる保険金に差が出ることになるのです。

例えば、保険金が2万ドルの場合、1ドルが90円の場合は、90円×20,000=180万円となりますが、1ドルが110円になると110円×20,000=220万円となり、40万円も差が発生することになります。

このように円が高く外貨が安くなった場合、安い外貨で受け取ることになるので損をするリスクも心配されますが、格付けの高いUSドルなどで運用することで、外貨建て保険は円建ての積立保険と比較して、高い運用利率を期待できる可能性が高いといえます。

まとめ:学資保険が必要か不要かは家計や貯蓄の状況を見て決めよう

学資保険の必要性について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

最後に主なポイントをもう一度まとめておきましょう。

学資保険のデメリットは

  • 返戻率が低い
  • 途中解約すると元本割れしてしまう
  • インフレリスクがある
  • 保険会社が倒産した場合、保険金は100%は戻って来ない

メリットは

  • 着実に貯金できる
  • 保護者が万一のときの保障がある
  • 生命保険料控除の対象になる

学資保険が不要な人は、

  • 学資保険が不要な人は
  • 既に十分な貯蓄がある人
  • 自力で計画的に貯蓄できる人
  • 自分で資産運用したい人
  • 安定した収入のない人

必要な人は、

  • 貯蓄が苦手な人
  • 保障も欲しい人
  • リスクを避けたい人

学資保険以外の貯蓄方法は

  • ジュニアNISAやつみたてNISA
  • 低解約返戻金型終身保険
  • 外貨建て保険

学資保険は、お子さんの将来の教育費を貯めるための選択肢ではありますが、メリットもあればデメリットもあります。

また、人によって向き不向きもあることがご理解いただけたと思います。

学資保険に限らず、教育費を貯める方法はジュニアNISAや低解約返戻金型終身保険、外貨建て保険など他にもありますので、学資保険とあわせてご自身にあったものを選んでくださいね。

 

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